真山(しんざん)の線香について

堺線香「真山」について


 室町時代より、日民、南蛮貿易により繁栄致しました堺にて線香づくりが始まり、その製法を継承いたしました創業約270年の工房と弊社「華苑」(山田念珠堂グループ)とのコラボの実現により完成いたしましたのが「真山」です。

堺線香は、大阪府より「伝統工芸品」の指定を受けております。伝統工芸品とは、一般的に日常生活の用に供され、手工業により製造されるものとなっております。

また、堺市ではそうした伝統工芸品を継承し、発展していくためにものづくりマイスター制度を実施しており、真山の製作はマイスターによるものです。(写真は大阪府伝統工芸士 鈴木壮一氏)

「真山」は天然の香木、椨の木の皮を乾燥粉末したものに水分を加えることで加工されており、天然素材のみで製造されています。

本製品には、特上伽羅(別名奇楠香)を主体に練り上げました「奇楠の香」、伽羅使用の「伽羅の香」、沈香使用の「沈香の香」、白檀使用の「白檀の香」といった天然香木を使用したものと、天然備長炭を使用した微煙、無臭性の「備長の香」、天然沈丁花の香料を配しました「沈丁花の香」がございます。

 さらには、現代感覚にマッチした微煙微香のタイプ、淡麗シリーズ梅の香りの「淡紅梅」、桃の香りの「桃源香」と貴重な上沈香をを練り合せました「那曾伽」他、「椿」、「向日葵」、「百合」、「蓮」、「真佐羅」と新しい香りを追及しております。


 真山の目指すところは、厳選された天然素材と培われた熟練職人の技術で、厳粛な香りの中にまろやかさと和み、高品質で安心の線香です。



※参照
 大阪の伝統工芸品 堺線香